本日の新聞折込にこのようなチラシが入ってきました。
私どもから見ると毎度の事ですが日本酒の好きな方から見ると「純米大吟醸」という日本酒の中でも最高ランクの酒が1本2360円尚且つ送料無料とは目を引きますね。
5本で11.800円は私どもが販売する「純米大吟醸」の1本価格です。
消費者の皆様からすると地酒を扱う専門店はいくらもうけているのだと言う事になります、このような酒が売れるのなら酒屋も蔵が立ちます。
このような商品のカラクリは何なんでしょうか?
私ども地酒専門店からすると有り得ないカラクリがあるのです。
「純米大吟醸」と名乗るには仕込みの米を玄米から50%精米した米で造った酒は全て「純米大吟醸」と名乗って良しと国税庁の決まりになっております。
たしかに名乗っているのですから50%の精米はしていると思いますがカラクリはこここからです。
酒造好適米、例えば山田錦とか赤磐雄町とか最高級の米などは使っておりません。
名も無い3等米でも50%精米し、仕込み日数なども切り詰め手抜き製造をしているはずです。
また酒の種類は大吟醸、純米酒、本醸造、普通酒など全てが米の精米歩合によって細かく区分けされております。
このような酒を名のある蔵元の本醸造と呑み比べてみてください、ぜったい本醸造の方が美味しいはずです。
製造している蔵元も私どもプロから見ても一度も聞いた事の無い新潟の蔵で当然見たこともない銘柄となります。
此の価格が本醸造なら理解できますが日本酒の最高級「純米大吟醸」となると話は別です。
「純米大吟醸」にだまされないでください。