今年の愛國米の収穫際(稲刈り)



今年の収穫際はコロナ禍の中、会員様の参加もお断りし、関係者のみで執り行いました。例年なら夜は会員、関係者で今年の収穫に感謝を込め宴会を開き、身上起を酌み交わすのですが、今年はそれも無く本日2時から神事のみ執り行いました。

農家曰く今年の愛國米は日照不足もあり青米も有りますが甲の高い米だそうです。
甲が高いとは丸みのある米だそうですから酒造りには向いているとも言えます。
本日刈り上げた米は検査を受け蔵元に運びこまれます。

神事は農業を見守ってくれる鎮守の神様に今年の収穫を報告し、お礼を申し上げ、
その後、神様は出雲に帰って行かれるそうです。農業に措いて秋の収穫を神様に報告と、お礼を申し上げる事は大切な事だと思います。
酒蔵も仕込み前に神主様を向かえ蔵人が揃って仕事の安全と、美味しい酒が出来るよう神様にお願いします。

神事から始まり、神事で終わる、これが日本に残る農業や食に対する文化です。
「身上起の会」はこのような文化も大切にしていきたいです。
私たちのできる事はここまでで、後は蔵元さんに委ねるばかりです。
12月に出荷される新酒に期待しましよう。