日別アーカイブ: 2019年10月11日

我が少林寺拳法の師・永眠

結手
昨日昼過ぎに訃報が入ってきた。
私の少林寺拳法の師が73歳にて永眠された訃報であった。

二十歳の時、自分の私生活を変えたく仲間6人で少林寺の門を叩いた。
一緒に入門した仲間は今は一人もいないが私は「強くなりたい」一身で週3回の練習日は絶対に休まないと決め修行に励んだ。

我が師は四国の総本山で修行された拳士で技術に措いては素晴らしい技の持ち主で、この人に付いていけば「強くなれる」と確信し武道専門学校にも入学、卒業まで十数年毎月静岡市まで通った・他の武道の師範から誘われた事も有ったが私は武道が好きと言うより少林寺拳法が好きなのでお断りをした。
師は6段位だったが現在私は師を越えることができた。

南伊豆道院で十数年の修行後4段受験の為、私も本部道院で1ヶ月修行した。
一身上の都合により師は一線から退く事となり私が道院長として南伊豆道院長拝命を受けた。
開祖・宗道臣の教えを、良き師に御教授頂き、良き先輩や後輩に恵まれ開祖の教え「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」後輩に指導しながら、この教えを、人生の指針としてやってきた。
昨日の通夜で師の顔を拝見したが、昔の事が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。
私も来年で少林寺の修行50年になる。
師に感謝しながら冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌