「消費者に蔵元・造り手の思いを伝えること。」
「直取引のものを定価で販売すること。」がポリシーです。 物を造るには原料・手間など最低限のコストがかかります。
高ければ良いとは言いませんが、しっかりとした物造りには、良い物を造るコンセプトがあります。
真面目に、努力を惜しまず、丹精込めて造られた酒は今、世界が求めています。
蔵人は、良い酒を造るため、一等米の中から選び抜いた酒造好適米を仕入れ、仕込みの工程の中でも手抜きをせず、蔵人の英知を注ぎ込んだ素晴らしい酒をそだてる。そこから全てのコスト計算をし、販売価格が決まるのです。
安い酒は価格を決め、低コストで酒を造ります。
当店は「酔うための酒」ではなく「嗜好品」を取り揃えております。 自分の個性にあった酒を、新たな取り合わせの世界を。
「酒匠蔵しばさき」がご提案いたします。
先代に、本当に良いもの「5銘柄あればいいんだよ。」と言われていた通り、地酒は今までに150銘柄を取り扱っていた時期もありましたが、今、たどり着いた5銘柄が主力となっております。全て直取引をさせていただき、確かな酒と奥深い酒の楽しみ方を提案することによって、その「酒に愛される」販売店として強いつながりを大切にしております。
当店が地酒販売に着手し始めた30年前は1級酒が1,600円代の頃でした。
静岡で地酒の販売をするなら、地の酒からと考え、一番最初にお伺いした蔵元が「磯自慢酒造」様でした。
現会長、寺岡襄様とお会いし、地酒を売っていく心構え、販売の為の冷蔵設備など、多くの事を教えていただき、当店は磯自慢酒造様によって育てられた店と言っても良いほど多くのご指導をいただきました。
「磯自慢」ワールドと言える酒の世界を構築している、洞爺湖サミットで世界の首脳たちの舌を唸らせた銘酒。
今や、静岡の酒と言うよりも日本を代表する日本酒です。天保年間創業。早くから糖類添加酒をやめ、特定名称酒だけの製造に特化し、質の高い酒の製造に着手し現在では全国の地酒蔵の目標になっています。「磯自慢のような蔵になりたい」「磯自慢を目標にしている」などのお話を聞く機会が非常に多く、今や全国を代表する地酒蔵でもあります。
蔵の内部は全てステンレスで覆われた見事なものです。
藤枝市の旧東海道沿いに蔵を構える青島酒造は、江戸時代創業の歴史ある蔵元です。
昔は「菊水」と書いていましたが全国に「きくすい」と名乗る酒が多くあり現在の「喜久酔」に変えたそうです。
酒質の素晴らしさでは定説の蔵ですが全国での金賞受賞が少なく、一説には香りが良すぎて付け香と思われ金賞を逃しているとも言われています。
酒の特徴は仕込み水に使用する大井川水系・南アルプスの伏流水。日本酒度は、しっかりとした辛口の数値ですが口に含むと柔らかさが前面に出てそれを忘れてしまいます。この酒こそが辛口を越え「美味しい酒」の境地に達した酒です。
香り豊かなすっきりした吟醸酒をお楽しみいただけます。
昭和60年、静岡県清酒鑑評会の純米酒部門で首席の「県知事賞」を受賞したのを機に、純米酒「羽衣の舞 はごろものまい」を新発売しました。さらに、平成14年秋には、酒造りの伝統を守りながら清酒市場の変化と時代の流れに対応して行くため、まったく新しいコンセプトのお酒「臥龍梅 がりゅうばい」を新発売しました。総米600kg程度の吟醸小仕込みで一切の妥協や手抜きを排して製造し、鑑評会出品酒と異なるのは米の種類と精米歩合のみというお酒です。従来の静岡型吟醸酒とは一線を画し、味も香りも豊かでインパクトのある酒質を醸造。その甲斐あってか販路は広く全国に拡大し、各方面で好評を得ています。
辿り着いた5銘柄の1つ、石川県の菊姫が欲しかった。
インパクトは強いが、飲みてを選び、通に好まれる酒です。
「菊姫酒造を一言で表すと「米へのこだわり」「熟成へのこだわり」に尽きると思います。
普通の蔵元様はその年の酒をその年で売り切ってしまい、次の年の仕込みに入るのですが、菊姫はそこに熟成という味を加え蔵元が良しと思える酒でないと出荷しません。一連の酒が個性を持った「菊姫ワールド」とも言える特徴のあるお酒です。
万人に喜ばれる事より、「菊姫でなければ」というファンに支えられ、頑固に信念を持った酒造りを貫き通しています。
このような蔵元様があり、個性のある日本酒が醸され続けていくかぎり日本酒の未来にも明るいものを感じます。
緑あふれる南アルプスからの伏流水を仕込み水に、山田錦、五百万石、とどろき早生、などを原料に米に醸される酒。
酒質は全体にスッキリな口あたりの辛口タイプ。麹づくりや搾りには昔ながらの手法を守り、丁寧に造られる吟醸酒は、フルーティな吟醸香とやわらかな口あたりで 高い評価を受けています。純米酒も吟醸タイプで香りがあり芳醇。
酒蔵の創業は明治元年。現在では静岡県でも中々手にはいらない酒になっています。
東西南北に広い静岡県。その土地によって、気候の変化が大きく、色々なお酒が造られています。
静岡県と言えば温暖の為、地酒のイメージは薄いですが、県内の酒蔵で造られる酒はどの蔵の製品も素晴らしい酒が醸されています。 気候的ハンディを製造技術でカバーし、酒造りの先進県として、その技術を守り続けています。
南伊豆での酒造りをご紹介いたします。