月別アーカイブ: 2020年8月

今年の愛國米


身上起会員の皆様にはコロナ禍の中、如何お過ごしでしょうか。
会報も皆様のお手元に届いている事と思いますが本年の収穫際については中止になりました。24日に田んぼを見にいってきましたが写真のような状態です。
中村君の話では日照不足の影響で、今だ青米が多く混じっているとの事でした。

現在田んぼの水は切っておりますが9月の刈り入れ日までにはもう少し黄金色になると思います。

酒造りは農業であり、農業は自然環境と如何に向き合うかですね。
今年も美味しいお酒ができる事を祈るばかりです。

酒造りにおいての米の精米歩合について


南伊豆の地酒「身上起」の精米歩合は55%です。
上の写真の真ん中ぐらいの米で造っています。
精米歩合を上げれば全ての酒が美味しくなるかと言えばそうとも言えません、
雑味の無いスッキリした酒は米の糠の成分を取り除けば非常に飲みやすい酒
にはなるのですが、雑味、甘味、酸味、渋み、など複雑に絡み合って酒の味が
造られているのです。
酒の味はその蔵の地域食文化の味がベースとなり造りあげられているのが
酒の味となります。
ですから酒を選ぶ前にその日に食べる食材、肴の味を判った上で酒を選べば
相性が良く、肴に合った酒と言う事になります、一例で言いますと白身の
お刺身には吟醸、大吟醸など、赤味のお刺身や血合いの有る魚などには
山廃系か純米酒などの相性が良いです。

簡単に言いますと伊豆の特産「金目鯛」は、お造りで出てくる肴と、
煮物(醤油・味醂を使うため)で出てくる肴では味が大きく違い酒も違います。
ですがエーーと言うような肴が相性の良いことも有りますので色々試して
みるのも良いかもしれません。

富士山にいちばん近い酒蔵 入荷


静岡県富士宮市富士正酒造の純米吟醸「富士山にいちばん近い酒蔵」が再入荷してきました。蔵出し時に入れた物が完売したため再度問い合わせし残り僅かでしたが入荷しました。長野県産の美山錦を使い香りおだやか、高めの酸ですっきりとした酒質です。
蒸し暑い夏のスタミナ料理にも合う純米吟醸 生貯蔵です。

純米吟醸 「富士山に一番近い酒蔵」 1.8ℓ 2640円税込

赤兎馬・極味の雫 入荷


鹿児島県薩州濱田屋から紫の赤兎馬と極味の雫が入荷してきました
極味の雫はその年蒸留した赤兎馬の中で一番素晴らしい味の物を
蔵元が選び特別限定で出荷される焼酎です。
普段呑みでは中々飲めない焼酎ですが、中元、歳暮のシーズンには
送り先が焼酎にはうるさい方で贈って喜んで戴ける焼酎をと言われる
方にお買い上げ頂いている焼酎です。

赤兎馬・極味の雫35度 720㍉ 5500円

こだわりのキムチ冬眠 入荷


大坂鶴橋と言えば韓国系の人や会社が多い街ですがその鶴橋からキムチが入荷してきました。
お盆前に品切れしてしまい、お盆開けの出荷と連絡を頂いておりました。
スーパーで色々のキムチを買っていましたが、辛すぎたり、甘すぎたり、添加剤の多い物などが多く、中々良い物に巡り合わない為、自分で探すかと考え、見つけたのが大坂本場韓国系の会社が造るこだわりのキムチです。

一説にはアジア圏でのコロナの死亡率が少ないのは発酵食品を食べているからとの説もあるそうです。
キムチ、漬物、納豆、味噌、日本酒などは酵素、酵母の生きている生のお酒などが発酵食品や飲料となります、コロナについて今は詳しい情報はありませんが長年
アジア圏の民族が食べている物が良いのかも知れません。

冷凍品ですので食べたいだけ出して後は冷凍も出来ますし、今の時期キウリを切て
漬け込んでも味が染みて美味しく頂けます。


500g 730円税込

 

今年の新米を頂きました


昨年から愛国米の生産者に加わった上条農園の中村武弘君からコシヒカリの新米を頂きました、「コシヒカリ」も生産地として富山、新潟が有名だが、祖先を辿れば南伊豆発祥の愛國米に行き着く米だ。

モチモチした食感で新米の香りがプーンとかおり、梅干一つで美味しく戴ける。
昨年度からお盆の帰省客の皆さんに食べて戴きたく3日ほど前から道の駅で販売しておりますが飛ぶように売れているそうです。道の駅湯の花はアンテナショップです

「南伊豆に行けはお盆に新米が食べられる」これが一つのブランドに育てば農家にとっても良いことだと思いますし、期待したいです。
彼とも良く話をするのですが何処かに売っていただくのではなく、自分から旅館
ホテルなどに売り込め、そうしないから魚業者や農家は何時になっても昔から言われるように「生産者貧乏」から抜け出せない事になってしまう、生産品には自分の拘りを前面に出し、自信の有る物には自分で価格を付けろ、価格を付けられないのは自信が無いからだと何時も言っています。

大切なのは道の駅・湯の花をショップと考えるのではなく、アンテナと考えなければ、其処に入って来るお客様情報が後に生きるのです。

旅館、ホテルは「お盆に新米を」を売りにしたいと考えております、2年目で消費者はブランド扱いしてくれているのですから、そこに生産者の名前が上がってくると
ブランドとなってくるはずです、ここに気ずかなければ・・・・

今の農、魚業は作ること、取ることばかりでなく市場のマーケティングも考えなければだめです。
今の市場が求めている物、もう答えは出ているのです。やるか、やらないかです。
南伊豆の魚業者、農家、頑張れ。

親父が偉そうな事を言っちゃいました。

南伊豆の地酒・身上起 入荷


藤枝市の志太泉酒造から「身上起」が入荷してきました。
「南伊豆に行ったら買ってきてよ」と言われこの時期購入される方が多くなります、またお土産に持たせるなど色々の方がご購入されますが、非常に評判が良く、
南伊豆に行かなければ買えない地酒として定着しております。

くり焼酎・海鼠(なまこ) 入荷


愛媛県伊方町の松田酒造は南予地方、佐田岬の付け根の井方町にあります日本酒蔵です、伊方は日本酒杜氏の町で四国の酒蔵で酒を造る杜氏が多く住んでいる町です
唯一この地方で取れる和菓子に使う栗の産地で、その栗を使い焼酎製造をした最初の蔵としても知られております。
四国では栗焼酎を製造する蔵元も幾つかありますが原料自体が高く中々国産栗を使えず輸入の天津栗などを使って製造する蔵元や原酒の栗焼酎に麦焼酎をブレンドした商品などが出回っておりますが、この「海鼠」は最高級の国産中山産の栗を使い掛け米として国産米を使う程度で100%の栗焼酎と言えます。

何処にも有る栗焼酎ならすぐ手に入りますが当店が扱う商品はオンリーワンの商品を扱いたく探し出した逸品です。
一度飲んでください。

初亀・純米吟醸辛辛べっぴん・特別純米 入荷


藤枝市岡部町の初亀醸造から純米吟醸・特別純米が入荷してきました。
静岡県の酒蔵は拘りの強い蔵元が多く価格ありきの酒ではなく、米から吟味して酒造工程なども蔵独自の拘りで製造する関係でどうしても他県の蔵の物より価格が高く設定されますが、飲み比べていただければ違いが判ります。

静岡の蔵元でも年により酒質が安定しない物も見受けられますが初亀醸造の酒はどの酒も毎年安定した酒質で年により極端なバラツキがなく静岡を代表する蔵元です

富士正・純吟・富士山に一番近い酒蔵 入荷


静岡県富士市富士正酒造の純米吟醸「富士山に一番近い酒蔵」と由比町の神沢川酒造の純米吟醸・愛山が入荷してきました。
富士正の純吟は名前のように富士山に一番近い酒蔵で何時も富士に見守られながら酒造りをしている素晴らしい環境の蔵元さんです。

長野の酒造好適米美山錦を使い純米吟醸生貯蔵酒で香りおだやか、高めの酸でスッキリとした酒質ですので蒸し暑い夏のスタミナ料理や中華にも合う純米吟醸です。
正雪純米吟醸・愛山は酒造好適米山田錦の親米になる愛山米のお酒です。